セラピスト

オーナーセラピスト:田中 亜由美

出身地:千葉県野田市

趣味:アロマテラピー

◦日本ホスピタリティセラピスト協会会員

  深眠タッチセラピーⓇインストラクター

  小顔リフト整顔 ディプロマ取得

◦クウイポロミロミスクール 中級/ホットストーン/リフレ/フェイシャル  ディプロマ取得

◦マッコイ 軟部組織リリース ディプロマ取得

セラピストになったきっかけ

少し長くなりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

 

私がセラピストに興味を持ったのは20代半ばでした。

アロマテラピーと出会い、精油から溢れるエネルギーに魅了され、アロマテラピースクールで学びました。また、時間があればアロマトリートメントやリフレクソロジーのお店を新規開拓し、人の手から伝わるぬくもりの心地よさに癒されていました。

 

また、その頃、体調不良が続いていた母がガンと診断されました。

母のむくんだ足を揉んであげたり、仕事帰りに毎日のように病院へ看病に行ったり、ガンに効くと評判だったサプリを入手したり、私にできることはやっていましたが、私も精神的に辛いときが多く、精油の力に何度も助けられました。

 

母の闘病後、たまたま入手したアロマテラピーの本に、在宅ホスピスでの訪問アロマテラピーに関する記事を見つけました。それは『アロマセラピストが男性ガン患者さんのご自宅でフェイシャルと腕のトリートメントを行い、その方が眠ってしまわれた後に部屋を出ると、奥様もソファーで眠っていることがあった。介護者の疲労も大きい問題だと感じた』いう内容。

私には他人事に思えませんでした。なぜなら私も介護の立場を経験したからです。

「私はお医者さんでも看護師さんでもないから治療行為ができないけど、セラピストとしてなら誰かのために役に立てるかもしれない」という気持ちが、セラピストを目指すきっかけとなりました。 

 

家庭と仕事の両立に悩んだ30代

結婚や2度の出産を経験し、仕事・育児・家事の両立で怒涛の毎日を過ごすうちに、かつて夢見たセラピストの道から遠ざかっていました。娘たちの成長に伴い生活スタイルが変化し、次第に私自身の働き方について悩むようになりました。

 

近くに頼れる親戚がいないため、誰かに助けてほしいときも自分でこなさなければならない生活。毎日時間に追われた生活で、娘たちに優しくしてあげられない自分にイライラしていました。過度なストレスや身体的な疲労からホルモンバランスが乱れ、頭痛、めまい、肩こり、ぎっくり腰…もう心身ボロボロです。

 

会社を辞めようと思ったことや「セラピスト」という夢を思い出すことがありましたが、収入が安定していたのと、新しい環境に進むことへの怖さから何も前進せず。

 

40歳という人生の節目が近づいた頃に、「心の師匠」と呼べるほどの女性と出会いました。その女性に私の悩みを打ち明けたところ、大切なことを教わりました。

 

いまの状態はもともと体力がないのに頑張っている証拠。子育てしながら仕事をするって本当に大変。だからこそ仕事はほどほどに。お金より、子供の心身の健康と教育(学校や塾でなく、親が見せる姿)が何より大切。

 

その女性のおかげで「一番大切にしないといけないのは自分自身。その次に、娘たちにたくさんの愛情を注ぎたい。」と素直に思えるようになりました。

それからは何かが吹っ切れたかのように、2年後に「セラピスト」になることを目標に準備スタート。

まずは、ハワイ好きが高じて「ロミロミ」を学び始めました。

会社は辞めず、仕事・子育て・家事をこなしながら、早朝の家族が起きてくるまでの時間は「私だけの時間」と決めて日々奮闘。目標が明確になると、その後はラッキーなことに様々なご縁があり、サロン開業の後押しをしてくれるような出来事がたくさん起こりました。「引き寄せ」とはこのことを言うのですね。

 

そして、約19年間勤務した会社を円満退職し、セラピストとして自宅サロンを開業することになりました。

 

 

念願のセラピストに

セラピストになってからは、新しい人とのご縁や私を成長させてくれる出来事が次から次へと降ってきて、充実した生活を送っています。

 

もちろん、セラピストになっても子育てや仕事のことで悩むことはたくさんあります!でも、自分で選んだ道なのだから、自分が動かないと何も変わらない!「今が成長できるチャンスだから」と思って目の前のことを地道にやっていくと、昨日の自分からは確実に成長していることに気づきます。毎日のわずかな成長が積み重なって自信につながり、私の人生の使命である「自己表現」が少しずつできていることを実感しています。 

 

日々の忙しさに追われ自分のことを後回しにしている皆さまが、自分自身を大切にして本来の自分らしさを取り戻し、心豊かでワクワクする未来を送られることを心から祈っています。